ひかりふる〜自死でパートナーを失ったゲイおっさんの思うこと〜

14年間連れ添ったパートナーを
自死で失ったゲイおっさんの思うこと、
遺された子供達(ワンコ)と生きることを
拙い文章で書いていきます。
セクシャルマイノリティに抵抗がある方は
すいませんが閲覧はお控え下さい。

前日

仕事が珍しく早く終わって


久しぶりに一緒に飯でも食おうって


なか卯に行きました。


いつもは米粒1つ残しても

「もったいない!!百姓に申し訳ない!!」って騒ぐのに

食欲が無いと親子丼を半分以上残す。


夜テレビを見ていたら


実はここ数日全然寝れないから

精神安定剤が欲しいと懇願してくる


なんかおかしいなと思いつつ


たまに情緒不安定な時があり

2,3日するとケロッとしているので

そういう周期なのかなと思い


お気に入りの入浴剤を入れた

風呂にでも入ってきなと

風呂に送り込む。


風呂から出たら

眠くなったから寝ると

ワン吉1・2を連れてベットに入りました。

(実はここ数年寝室は別でした)


2時間程経った頃

自分の寝室に突然来て

今日はここで寝ると言い出して

数年ぶりに4人(自分・彼・ワン吉1・2)で

川の字になって寝ました。


これが彼と過す最後の夜になるなんて

その時は夢にも思いませんでした。


彼と自分のこと

自分→地方都市で働くおっさんゲイ


彼→関東出身でこちらに犬と一緒にこちらに
  来てくれて自分と同居


ワン吉1→なちゅ(彼と一緒に来てくれた)10歳

ワン吉2→りゃん(彼が来た後一緒に飼いだした)5歳


出会い:学生時代東京で出会い恋をして初めて付き合いだした


その後:2002年就職で自分が地元に戻り遠距離恋愛
    2007年→家庭の事情等ありワン吉1とこちらに来てくれて同棲開始
    2009年→ワン吉2を飼い始める
    

喧嘩もするし思った事を何でも言えるし

4人で色々なところにも行った。

恋人というより家族って感じになっていった。

別れが来るなんて思った事ないし

このままずっとこんな生活が続いていくと思っていました。


あの日までは。

  


       


あれから5ヶ月

2015年1月


14年間連れ添ったパートナーを失いました。


自死でした。


第一発見者は自分です。


自分を冷静に見つめなおす為、


また自分がゲイであり

カミングアウトをしていない為

本当の気持ちを誰にも言えないので

こちらで思うことを綴らせてもらうことにしました。


結構ヘビーな内容があるかもしれませんが

よろしくお願いします。